具、あれこれ

2021 / 08 / 29  18:00

20210829「飯炊土鍋」

20210829「飯炊土鍋」

土鍋で炊いた飯が好みである。

ゆっくりと沸騰、

その後は蓄熱により鍋全体の高熱が持続することで

米の内側まで水分が浸み、

粒の形そのままに

デンプンがすっかり糊化する。

飯の粒が立っていて、甘い理由である。

他の炊飯方法に比べると、時間が経過しても甘みが強い。

おそらく糊化したデンプン量が多いから、と思っているが、炊き立てばかりを食すわけではないおむすびには丁度良い。

土鍋の中でも愛してやまない、

彦根、一志郎窯「飯炊土鍋」。

考え抜かれたフォルム(おそらく米の対流と吹きこぼれ)と釉薬(炊飯後直ぐ使える)は、

美味しさと機能に、美しさも備える。

どっしりと、今日もキッチンの真ん中に。